痛みエビデンス(平成26年度終了)

グループ長 深井喜代子(岡山大学)
メンバー 佐知亨(中津数学塾)

活動目的

がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知ること、痛みの組織的評価、新しい疼痛ケア技術の開発を行うことを目的とする。

活動計画と報告

  計画 報告
平成25年度

1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る。

2.痛みの組織的評価方法の開発

3.開発中の鎮痛材の商品化と鎮痛効果の検証研究の推進

4.交流セッションを疼痛ケアネットワーク作りに活用する。

平成25年度はついに商品化が実現した佐知式鎮痛材(ガラスビーズ鎮痛帯®、NANKI)の体性痛への短時間(実験室内)及び長時間(自宅使用)の効果の検証実験を開始した。

また,第12回学術集会交流セッションでは,鎮痛帯®が商品化されるまでの経緯をそれにかかわった関係者(発明者、研究者、企業、経営コンサルタント)が登壇して,ケア技術開発のための社会資源活用について紹介した。また、この鎮痛帯®を広く社会に紹介するため,2014年3月,本品の出展機会(於・東京ビッグサイト)に開発研究者として参加した。年度末には末梢神経障害性の痛みのアセスメントとケア技法に関する研究を開始する予定である。
平成24年度 1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る。
2.痛みの組織的評価方法の開発
3.新しい疼痛ケア技術の開発
4.交流セッションを疼痛ケアネットワーク作りに活用する。

平成24年度は,本グループが開発中の鎮痛材本格的な商品化に乗り出した企業主に経営診断専門家を含む,痛みグループ主催による鎮痛材開発に関する会議を岡山で開催し,商品化に大きく前進した。平成24年9月学術集会交流セッションでは,これまでの研究成果の一部と,企業との連携状況を紹介した。

岡山大学病院の総合患者支援センターでの患者相談で,希望する患者によるテープ材の試用を継続している。
平成23年度 1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る。
2.痛みの組織的評価方法の開発
3.新しい疼痛ケア技術の開発
4.交流セッションを疼痛ケアネットワーク作りに活用する。

平成23年度はある種の特徴的な痛みを持つ患者の痛みを観察・アセスメントし、新式テープ材の効果を検討した。これまでの成果と今後の方針について協議するために,研究会議を計3回持った。

平成23年10月学術集会交流セッションではその成果の一部を先行紹介した。

岡山大学病院の総合患者支援センターでの患者相談で,希望する患者によるテープ材の試用と価を評価継続している。
平成22年度 1.がん疼痛・非がん疼痛にかかわらず、持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る
2.痛みの組織的評価
3.新しい疼痛ケア技術の開発を行う
4.第9回学術集会交流セッションで報告
平成22年10月交流セッションで報告した。
平成21年度 1.がん疼痛、他の持続的な痛みを持つ患者の生活実態を知る
2.痛みの組織的評価
3.新しい疼痛ケア技術の開発を行う
4.交流セッションで報告
1月16日に「テープ式鎮痛材」についてアルケアの研究開発部に研究報告と情報交換にいった。今後は臨床系の連携した報告が必要となる。
9月26日第8回学術集会交流セッションを企画し報告した。